WordPressのインストール方法→初期設定も忘れずに【WordPressブログ始め方03】
「WordPressブログの始め方」の第3回では、WordPressをインストールする方法と、最初にやっておきたい設定を説明します。
・ ・ ・WordPressのインストールと初期設定 ←今日はここ ・WordPressテーマの設定 ・WordPressプラグインのインストール |
エックスサーバーには「WordPress簡単インストール」という機能があるので、いくつかの項目を決めるだけで、自動でインストールしてくれます。
また、最初にやっておくべき設定は、ブログ全般に関するものと、セキュリティに関するものです。
どれも順にやっていけば簡単な作業ですが、最初にやっておかないと困る場合があるので、WordPress管理画面の使い方も含めて説明していきます。
WordPressをインストールする
まずは、WordPressをインストールします。
前回の手順まで終わっていれば、さくっと完了するので、進めていきましょう。
WordPressのインストール方法
WordPressのインストールは、「サーバーパネル」から操作します。
サーバーパネルから、WordPressメニューにある「WordPress簡単インストール」をクリックします。
ドメイン選択画面が表示されたら、WordPressをインストールするドメイン(=ブログ用に取得した独自ドメイン)の「選択する」という文字をクリックしてください。
「WordPress簡単インストール」ページが開くので、「WordPressインストール」タブを選択して、ブログの情報を入力していきます。
設定対象ドメインの部分には、独自ドメイン名が表示されていることを確認してくださいね。
ここで決めておく必要があるのは、「ブログ名」と「ユーザー名」です。
ブログ名 |
そのままブログのタイトルです。
といっても、後から変えることができるので、あまり気にせずブログにつけたい名前でいいでしょう。
ユーザー名 |
これは、WordPressへのログインに使うユーザー名です。
注意点としては、ここで設定したユーザーは管理者権限を持っていて、後から変更できないということです。

「admin」はやめましょう。
よく使われる admin とか user とかは、攻撃(=ログイン試行のアタック)で狙われやすいユーザー名です。パスワードも設定するとはいえ、管理者ユーザーが狙われるのは避けておきたいですね。
それ以外であれば、ニックネームでもハンドルネームでも、自分が分かりやすいものでOKです。
「パスワード」も重要ですが、またすぐ後で変更するので、ここではあまり気にしなくて大丈夫です。
入力し終わったら、「確認画面へ進む」をクリックします。
確認画面で「インストールする」をクリックして、1分ほど待っていると、WordPressのインストールが完了します。
▼ 注意 ▼ インストール完了画面で表示される「パスワード」と「MySQLパスワード」は、このさき確認できません。メモを取るなどして、忘れないようにしてください。 |
「管理画面URL」には、WordPress管理画面のアドレスが表示されているので、設定したユーザー名とパスワードでログインしてみてください。
ページ左上にあるブログ名か、サイト表示という部分をクリックすると、今のブログ表示を確認することもできます。
まだ何も手を加えてないので、初めはこんな感じの見た目です。
これでもブログを書き始めることはできますが、もう少しブログっぽくしたいですねー。
WordPressの初期設定方法
続いて、WordPressの最初にやっておきたい設定をしていきます。
後からでも変更できるところもありますが、セキュリティにかかわる部分と、後から変更するのがとても大変な部分は、今のうちにやっておきましょう。
ニックネームとパスワードを変更する
WordPressユーザーの、ニックネームとパスワードを変更します。
先ほども説明しましたが、最初のユーザーは管理者権限を持っています。これがハッキングされるとアウトなので、強力なパスワードに変更するのがおすすめです。
また、初期状態のニックネームはユーザー名と同じなので、ブログを訪れた人にも見えてしまいます。
攻撃に使われる場合もありますので、ニックネームを変えて隠しておきましょう。
WordPress管理画面の左側メニューから「ユーザー」をクリックします。
ユーザーが1つだけ(管理者)登録されているので、ユーザー名の部分をクリックしてください。
プロフィールページが表示されるので、下にスクロールしていきます。
「名前」という部分まできたら、
ニックネーム(必須) |
「ニックネーム(必須)」に好きな名前を入力してください。
「管理者」とかでもいいですが、ニックネームみたいのがいいですねー。
ブログ上の表示名 |
ここで、いま入力したニックネームを選択します。
読者に見えるのはこの「ブログ上の表示名」ですが、先に「ニックネーム」で入力しないと選べないので、ニックネームと一緒に変えます。
次に、パスワードを変更するので、下にスクロールしていきます。
アカウント管理という部分の、「パスワードを生成する」をクリックしてください。
ここで提示されるのパスワードは、英数字記号の混ざった24文字で強力なものなので、このまま使うのが簡単でいいですね。
新しいパスワードをメモしたら、下の方にある「プロフィールを更新」ボタンをクリックすると、設定が反映されます。
一部例外もありますが、WordPress管理画面での設定は、だいたいこのような感じです。
左側メニューから選択 → 項目を変更する → 更新(や保存)ボタンをクリック →「〇〇を更新しました」のメッセージで完了 |
慣れてくると分かりやすいですね。
パーマリンク設定を変更する
ここでは、「パーマリンク設定」というものを変更します。
パーマリンクというのは、ブログにアクセスするときのURLになるもので、「どんなURLを使いたいか?」を設定する部分ですね。
例をあげると、次のようなものがあります。
https://sample.com/?p=123 |
記事IDを使ったシンプルなものです。
このサイトも記事IDを使ってますが、じつはこの設定、あまりおすすめできません(理由はのちほど)。
※このサイトでも「投稿名」に変更しました。
https://sample.com/wordpress-install/ |
これは投稿名(この場合は「wordpress-install」)を使ったもので、この設定がおすすめです。
記事ごとに投稿名をつける必要がありますが、人間が見ても、なんとなく記事に何が書いてあるか分かりやすいですね。
Google もこのように「人間が理解できる」URLを推奨しています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
(以下略)
はい、迷ったら Google さんおすすめの方法が、だいたい正解です。
筆者はこのサイト作るとき、ガイドライン知らなかったんですよねー。

などとイキってましたが、自分でもIDだけじゃ内容が分からず、管理が面倒になってほんと後悔してます。
今からでも変えることはできるのですが、面倒な作業になるので…やりたくない…。
▼ ここが重要 ▼ ブログが増えたあとにパーマリンク設定を変更すると、修正作業がとても大変になります。ブログ記事を書く前に設定して、そのあとは変更しないようにしましょう。 |
というわけで、パーマリンクに「投稿名」を設定する方法です。
左側メニューから、「設定」→「パーマリンク設定」をクリックします。
ちなみに、WordPress管理画面ですが、フロートで出てくるメニューから選んでも同じなので、使いやすい方を使ってください。
「パーマリンク設定」ページが表示されたら、共通設定の部分で「投稿名」にチェックを入れます。
変更したら、下にスクロールして、「変更を保存」ボタンをクリックします。
例によって、「パーマリンク構造を更新しました」と表示されれば、完了です。
サイトのタイトルと日付フォーマットの設定
ついでに、サイトのタイトルとキャッチフレーズ、日付と時刻のフォーマットを設定します。
これらは後でも変更できますが、最初に一通りみておきましょう。
左側メニューから、「設定」→「一般」をクリックします。
一般設定ページが開いたら、「キャッチフレーズ」という項目に、ブログの紹介文を入力してみましょう。
「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」はいつでも変更できるので、とくに思いつかなかったら、後回しでも大丈夫ですよ。
次に、下の方にスクロールして、「日付のフォーマット」と「時刻フォーマット」を設定していきます。
ここは好みで決めてOKです。
画像では例として、「2020/01/04 21:57」のようにチェックをいれてますが、このサイトでは「2020-01-5 21:31」のように設定をいれてます。
設定したら、例によって「変更を保存」ボタンをクリックして、「設定を保存しました」が表示されれば完了です。
常時SSL化を設定する
次は、常時SSL化という設定をします。
これは何かというと、「http://~」でブログにアクセスしたときに、
自動的に「https://~」にリダイレクトされる設定で、
簡単にいうと、セキュリティが向上し、ブログを運営する人にもブログの読者にもメリットがあるので、最初にやってしまいましょう。
※この設定も後から変更すると、リンクや表示の確認など、手間が増えるので面倒になります。
では、エックスサーバーでやる設定と、WordPress管理画面でやる設定を、順番に説明していきます。
サーバーパネルにログインし、ホームページメニューの「.htaccess編集」をクリックします。
ドメイン選択画面になったら、ブログに使う独自ドメインの「選択する」をクリックしてください。
.htaccess編集ページが開いたら、「.htaccess編集」タブを選択して、
.htaccessという部分の、一番下に以下の内容を 追記 してください。
# 常時SSL化
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
※1行目の「# 常時SSL化」はなくても大丈夫ですが、あとで見たときに何のためのコードか分かりやすくするために入れてます。
※5行目(最後の行)には「改行」を入れてください。
「確認画面へ進む」をクリックしたら、追記した内容を確認して、「実行する」ボタンをクリックします。
「.htaccessの編集が完了しました」というメッセージが表示されれば、エックスサーバーでの作業はおしまいです。
次に、WordPress管理画面の左側メニューから、「設定」→「一般」をクリックします。
一般設定ページが開いたら、
「WordPress アドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」という項目で、
http → https |
に変更してください。
変更したら、例によって「変更を保存」ボタンをクリックし、「設定を保存しました」とメッセージが表示されれば完了です。
ブラウザのアドレス部分に、「http://自分の独自ドメイン」でアクセスすると、「https://~」に自動でリダイレクトされるようになっているはずです。
本日のまとめ
以上で、WordPressのインストールと初期設定は完了です。
・ ・ ・WordPressのインストールと初期設定 【完了!】 ・WordPressテーマの設定 ・WordPressプラグインのインストール |
補足的な説明はいろいろ書いてきましたが、

そうですね、順番にやっていけば大したことないんです(笑
次回は、WordPressテーマの設定をします。
このままでもブログは書けますが、もう少しブログっぽいデザインにしてみましょう。無料で使える簡単テーマも、ご紹介します♪
それではお疲れさまでした。
また次回、お会いしましょう。